端末エミュレータmrxvt

XEmacsがKDEに標準で付いてる端末エミュレータ(Konsole)と相性が悪かったのでmrxvtを使ってみた。

mrxvtの主な特徴

  • タブ機能が付いてる。
  • 背景に画像が貼れる。
  • 背景を透過させる事ができる。
  • フォントにアンチエイリアスをかける事ができる。

インストール

Portsx11/mrxvtをインストールする。
この時、オプションにWITH_JAPANESE=yes WITH_XFT=yesを付ける。

設定

設定は${HOME}/.mrxvtrcに書く。${HOME}/.Xdefaultsに書いてもいいらしい。
以下は.mrxvtrcに書く内容で。必要な箇所のみ説明。

文字コード
mrxvt*multichar_encoding: eucj

日本語の文字コードの指定。EUCならこのように指定する。

FreeType
mrxvt*xft: True

アンチエイリアスを使うには必ずTrueを指定する。

mrxvt*xftHinting: True
mrxvt*xftAutoHint: True

フォントのアウトラインにヒント情報を使うか。

フォント
mrxvt*xftFont: Bitstream Vera Sans Mono
mrxvt*xftSize: 10
mrxvt*xftmFont: IPAGothic
mrxvt*xftmSize: 10

1バイト文字と2バイト文字のフォント名とフォントサイズ。
xftm〜が2バイト文字の方。

mrxvt*veryBoldFont: False

色付きの文字を太字にするか。デフォルトではTrueになってる。

mrxvt*foreground: #ffffff
mrxvt*background: #aaaa00

文字の色と背景の色。

mrxvt*cursorColor: #ffffff
mrxvt*cursorColor2: #0000ff

通常のカーソルとマウスで反転させた時のカーソルの色。

背景透過
mrxvt*transparent: True

背景を透過させるか。

mrxvt*transparentScrollbar: True
mrxvt*transparentMenubar: True
mrxvt*transparentTabbar: True

スクロールバー、メニューバー、タブバーを透過させるか。
mrxvt*transparentがTrueになっている必要がある。

mrxvt*backgroundFade: 40

背景をどの程度黒っぽくするか0から100で指定。
100だと真っ黒になる。

mrxvt*tintColor: #aaffff
mrxvt*shading: 15

mrxvt*backgroundFadeの代わりにこちらを指定すると、mrxvt*tintColorで指定した色のセロハンを貼った様な感じになる。

mrxvt*fading: 50

mrxvtがフォーカスを失ったときの色のぼかし具合。

背景画像
mrxvt*Pixmap: /home/ユーザ名/foo/bar.jpg

XPM、JPEGPNG画像を指定できる。
manページにpixmapと誤植してる箇所がある。Pixmapの始めのPは大文字である。
~/foo/bar.jpgの様には指定できない。/home/ユーザ名/foo/bar.jpgと書かなくてはいけない。