Linuxで作るDVD-Video・メニューを作るその2
DVDStylerを使わずに、メニューを作ってみたメモ。
あらかじめGIMPの使い方を知ってないと難しい。
参考1:http://real-baishi.net/linux/video/dvd_author.html
参考2:http://www.tappin.me.uk/Linux/dvd.html
画像の用意
720x480の画像をGIMPで作る。
いきなり720x480では作らずに、アスペクト比4:3 or 16:9の適当なサイズの画像を作って保存するときに720x480に変換すると見栄えがよくなる。
ハイライト部分は不透明度を適当に指定して四角に塗りつぶす。
背景をJPEGかPNG(ここではbackground.jpg)で、ハイライト部分を半透明PNG(ここではhighlight.png)で保存する。
これをhighlight.pngに保存。目ん玉をクリックしてレイヤーを切り替えるべし。
メニューの製作
下記の内容でmenu.xmlを保存する。
autoorderにはメニューが縦に並んでるときはcolumns、横に並んでるときはrowsを指定する。メニューが2つしか無いならどっちでもかまわない。
下記のコマンドで背景とハイライトの部分を合成する。
背景がPNG画像ならjpeg2yuvの代わりにpng2yuvを使う。
これはアスペクト比が16:9の場合。
$ jpeg2yuv -f 29.97 -I t -L 1 -n 1 -j background.jpg | mpeg2enc -a 3 -f 8 -n n -o temp.m2v $ mplex -f 8 -o /dev/stdout temp.m2v | spumux menu.xml > menu.mpg
★dvdauthor
下記の内容でdvd.xmlを保存する。
これはボタンが2つの時の例。
call vmgm menu 1; call vmgm menu 1;
下記コマンドでDVDを作成する。
「-speed」オプションの数字はDVDによって変わる。
$ dvdauthor -x dvd.xml -o dvd $ mkisofs -dvd-video -udf -o dvd.iso dvd $ growisofs -dvd-compat -speed=4 -Z /dev/dvd=dvd.iso
備考・コマンドのオプションのメモ
★jpeg2yuv / png2yuv
「-f num」 … フレームレート。
29.97を指定する。
「-I num」 … プログレッシブモードの指定。
とりあえずtを指定する。
「-L num」
「-I」オプションの関連。1でインタレースモードになる。(多分)
「-n num」 … フレーム数の指定。
ここでは入力ファイルは1枚の画像なので1を指定する。
「-j file」 … 入力ファイル。
★mpeg2enc
「-a num」 … アスペクト比。
1 - 1:1
2 - 4:3
3 - 16:9
4 - 2.21:1
「-f num」 … 「Set the MPEG profile to use.」との事。
DVDを作るなら8を指定する。
「-n n|p|s」 … ビデオ信号の規格。
n - NTSC
p - PAL
s - SECAM
日本ではNTSC方式が採用されてるらしいのでnを指定する。
「-o file」 … 出力ファイル。