Vine Linux 4.0で動画を楽しむ

Vine Linuxを3.2から4.0にアップグレードする作業の続き。
昨日はこれ→http://d.hatena.ne.jp/SPR/20061124


ネットで動画を観賞するには十分な環境を作る。
パッケージが貧弱なので大抵は自力でインストールすることになる。

ThinkPad + Vine Linux 4.0環境でStage6を見た図


ここから作業工程。

パッケージ化されているものを入れる

★Synapticの設定

メニューバーの「デスクトップ」→「システム管理」からSynapticを起動する。
「設定」→「リポジトリ」で一応Vine Plusも付け加えて再読み込みする。

[設定例]
URI: http://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/Vine/VinePlus/
ディストリビューション: 4.0/$(ARCH)
セクション: extras nonfree orphaned plus
★適当なものを入れる

totem-xineでも入れおく。
市販のDVDも見たいならhttp://shino.pos.to/linux/xine.htmlを参考にすればいいと思う。

パッケージ化されてないものを入れる

パッケージ化されていないものは基本的に自分でコンパイルしてインストールしなくてはいけない。
/usr/local以下はスカスカのスケルトン状態で、自分でコンパイルしたプログラムはここに入れろと言わんばかりの構造になっている。
わけが分からなくなったら/usr/local以下を綺麗に掃除して1から入れ直しをすればいいので管理はしやすい。

Flashプラグイン

公式サイトからインストーラをダウンロードして起動する。
インストール作業は全て一般ユーザで行う。
プラグインは${HOME}/.mozilla/pluginsにインストールされる。

$ wget http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/install_flash_player_7_linux.tar.gz
$ tar -xzvf install_flash_player_7_linux.tar.gz
$ ./install_flash_player_7_linux/flashplayer-installer



これでYouTubeもバッチリ


MPlayer

事前にパッケージのlibpng-develとgtk2-develをインストールしておく。


公式サイトからソースをダウンロードし、configureに「--enable-gui」オプションを付けてコンパイルする。

$ wget http://www1.mplayerhq.hu/MPlayer/releases/MPlayer-1.0rc1.tar.bz2
$ tar -xzvf MPlayer-1.0rc1.tar.bz2
$ cd MPlayer-1.0rc1
$ ./configure --enable-gui && make
$ su
# make install
★GMPlayerのスキン

スキンは解凍して/usr/local/share/mplayer/skinsにコピー。
/usr/local/share/mplayer/skins/defaultにシンボリックリンクを張っておく。

$ wget http://www.mplayerhq.hu/MPlayer/skins/Blue-1.6.tar.bz2
$ tar -xzvf Blue-1.6.tar.bz2
$ su
# mv Blue /usr/local/share/mplayer/skins/
# cd /usr/local/share/mplayer/skins
# ln -s Blue default


gmplayerを起動すると${HOME}/.mplayer/subfont.ttfが無いと怒られるので、適当なフォントにシンボリックリンクを張っておく。

$ cd ~/.mplayer
$ ln -s 適当なTrueTypeフォント subfont.ttf
MPlayerのコーデック

http://www.mplayerhq.hu/MPlayer/releases/codecs/から好きなのを選ぶ。
とりあえず色々な詰め合わせのall-20061022.tar.bz2にする。
解凍後/usr/local/lib/codecsディレクトリを作り、その中にコーデックを詰め込む。

$ wget http://www.mplayerhq.hu/MPlayer/releases/codecs/all-20061022.tar.bz2
$ tar -xzvf all-20061022.tar.bz2
$ su
# mkdir /usr/local/lib/codecs
# cp -p all-20061022/* /usr/local/lib/codecs
mplayer plug-in

事前にパッケージのfirefox-develをインストールしておく。


インストール作業は全て一般ユーザで行う。
Flashと同じく、${HOME}/.mozilla/pluginsにインストールされる。
ちなみに公式サイトはここ→http://mplayerplug-in.sourceforge.net/

$ wget http://jaist.dl.sourceforge.net/sourceforge/mplayerplug-in/mplayerplug-in-3.31.tar.gz
$ tar -xzvf mplayerplug-in-3.31.tar.gz
$ cd mplayerplug-in
$ ./configure && make && make install
DivX 6.1.1 codec for Linux

http://labs.divx.com/DivXLinuxCodecからコーデックをダウンロードしてインストーラを起動する。
インストール後、念のためMPlayerのコーデックに入っていた古いDivXのコーデックは削除しておく。

$ wget http://download.divx.com/labs/divx611-20060201-gcc4.0.1.tar.gz
$ tar -xzvf divx611-20060201-gcc4.0.1.tar.gz
$ su
# ./divx611-20060201-gcc4.0.1/install.sh
# cd /usr/local/lib/codecs
# rm *divx*


mplayer plug-inはデフォルトでDivXの動画を見ない設定になってるので直す。
Firefoxで適当なムービーを見て、動画上で「右クリック」→「Configure」で設定が出来る。
とりあえず動画はgooの動画ニュースにあるReal Player用の動画で試せばいいと思う。
http://bb.goo.ne.jp/news/

とりあえず作業はここまで

動画の変換にffmpegを使いたいがパッケージ化されてない・・・面倒くさい。