Vine Linux 4.0にWineを入れる

Vine LinuxWindowsプログラムを動かしてみたくなったので、Wineを入れてみた。
これはパッケージ化されてないので自分でソースからコンパイルする。
Fedora Coreではバージョン0.9.22の頃が安定してた(確か)ので、このバージョンを使う。

Vine Linux 4.0 + WineでProxomitronを動かした図


以下作業手順

準備

あらかじめXOrg-gl-develとfontforgeのパッケージをインストールしておく。

インストール

今回はバージョン0.9.22を入れるので、wine-0.9.22.tar.bz2を入手する。
アーカイブを展開後、とりあえずディレクトリのオプションだけ付けてコンパイルし、rootになってインストール。

$ tar xjvf wine-0.9.22.tar.bz2
$ cd wine-0.9.22
$ ./configure --prefix=/usr/local/wine-0.9.22
$ make depend && make
$ su
# make install


インストール先にパスを通しておく。
自分は下記の様にして、${HOME}/binにパスを通した。

$ cd ; mkdir bin ; cd bin
$ ln -s /usr/local/wine-0.9.22/bin/* ./

設定

端末から「winecfg」と打ち込んで設定画面を出す。
すると、${HOME}/.wineディレクトリが出来上がる。
Vine Linux 4.0だと表示が崩れてる(字がはみでてる)ので、とりあえずすぐに終了させる。

★ライブラリのパス

READMEには、

In case of library loading errors
(e.g. "Error while loading shared libraries: libntdll.so"), make sure
to add the library path to /etc/ld.so.conf and run ldconfig as root.

とあるが、エラーが出なかったので何もしない。
エラーが出たなら、/etc/ld.so.confにライブラリのパスを書き込んで、ldconfigを実行する。

★フォントを入れる

Windowsからmsgothic.ttcとmsmincho.ttcをもらってきて、${HOME}/.wine/drive_c/windows/fontsに入れる。
試しにwinecfgを起動し直すと、フォントが変るってるのが分かる。
winecfg起動したついでに設定も済ませておく。

WindowsからDLLファイルを持ってくる

Windowsプログラムを起動しようとして、「****.dllが無い」、みたいなエラーメッセージが出たら、${HOME}/.wine/drive_c/windows/system32にWindowsからDLLファイルを持ってきて入れる。

マニュアル

manページを読みたいなら、

$ man -M /usr/local/wine-0.9.22/share/man wine

で読める。
/etc/man.configで設定も出来る。