Fedora Core 5から6にアップグレードしてみた


5の環境を潰して6を新規に上書きインストールした時のメモ。

マシンの環境:

SATAのHDDにCD-ROMにFDDの構成。
キーボードはUSBのみ。
OSはFedora Core 5とFreeBSD 6.1のデュアルブート
デフォルトではLinuxがブートする。

手順

インストールディスクの作成

http://fedora.jp/modules/download/に載ってるミラーサイトからISOイメージを落として焼く。
CDだと5枚分。

FC5の環境をバックアップ

個人的なデータや設定ファイルをtarで固めて保存。
以下はtarの超簡単なおさらい。

(固める)
$ tar -czvf hoge.tar.gz ファイル1 ファイル2 ファイル3 ...
(戻す)
$ tar -xzvf hoge.tar.gz

インストールしたパッケージを記録しておく

$ yum list installed > hoge.txt

デュアルブートしたFreeBSDの起動FDを作る。
インストールが失敗したときの保険。
しかし、これはデュアルブートの環境を作った時点でとっくに作ってるはず。

インストール

インストールディスクからブートする。
途中で既存のシステムをアップグレードじゃなくて新規にインストールするオプションを選ぶ。
ブートローダ必ず上書きするように指定して、FreeBSDからもブートできるようにする。

インストール後の設定

パッケージをインストールして、バックアップしたデータや設定を戻す。

はまった箇所

フォントの設定

5の時はデフォルトで入ってる汚いさざなみフォントの代わりにIPAフォントで表示する設定をしてたが、
6から/etc/fonts以下の構造ががらっと変わっていていくらファイルを編集しても何故かIPAフォントをぜんぜん表示してくれない。

5の時の/etc/fontsにごっそり置き換えたらうまくいった(?)。

ちなみに5の時はさざなみと同じ場所にIPAフォントを置いて、/etc/fonts/fonts.confと/etc/fonts/conf.d/50-no-hint-fonts.confにちょろっと
IPAGothicIPAMinchoを書き足すだけで置き換わる。

めったにしない設定

設定ファイルの場所を忘れてた。
一般ユーザで音を鳴らしたりCDを聞いたりするには
/etc/security/console.perms.d/50-default.permsの該当行にユーザ名を付け加える。

# permission definitions
  0660      0660 root.floppy
  0600       0600 root.ユーザ名
  0600       0660 root.disk.ユーザ名
  0600       0660 root.uucp
  0600         0660 root.disk